【仕事内容を解説】外来看護師ってどんな仕事をするの?

外来看護師の仕事内容は、医師が通院している患者に対して行う診察がスムーズに進むように手助けすることです。具体的には以下の4つのことを行います。

まずメインとなるのは、「診察介助」です。真っ先に患者に接して問診をして情報を収集したり、血圧測定などの検査を行ったりすることもあります。また、医師が診察しやすいように器具を準備するなど、常に先読みして行動しなければなりません。

外来では毎日たくさんの患者が訪れるため、限られた診療時間を有効活用する必要があります。患者をできるだけ待たせないようにするためにも、仕事をさばくスピードと正確性の両方が求められます。

次に「医療処置」で、外来看護師がもっともよく行う医療処置は採血や点滴です。中には注射に苦手意識がある患者や血管が分かりにくい女性やお年寄りの患者もいるため、優しく声をかけながら行います。

また、「生活指導」も外来看護師の仕事のひとつです。医師よりも患者に身近な存在として、これからの生活で気を付けてほしいことや次回来院する日程などを分かりやすい言葉で伝えます。その親しみやすさから患者からの質問される機会も多いので、不安な気持ちに寄り添いながら答える必要があります。

最後に、「受付などの事務」も行います。医療機関によって仕事の範囲は異なりますが、医療器具の発注や患者のカルテの管理、看護師のシフト作成といったことが外来看護師に任せられることも少なくありません。