医療業界での人手不足は深刻!

どの業界でも人手不足が叫ばれていますが、医療業界における人手不足は特に深刻です。外来看護師の中には「すぐに辞める看護師が多くて常に現場の人員が足りていない」「一人に割り当てられている仕事量が多すぎる」といった不満がある方も多いのではないでしょうか。なぜこのような現状になっているかというと、次の3つの理由があるからです。

まず1つ目は、高齢化社会が進んでいるからです。体の機能が未発達な子どももよく受診しますが、患者として圧倒的に多いのは年齢を重ねて機能が衰えつつある高齢者です。患者数が増えているため、看護師は以前よりも多忙になっているのです。

2つ目は、看護師数が増えていないからです。高齢者を中心とした患者数が増える中、現在それに対応できるほどの看護師数の拡大には至っていません。離職率は横ばいではあるものの、圧倒的に現場の看護師が少ない状況なのです。

3つ目は、看護師の賃金が仕事の割には安いからです。看護師は辛い症状で苦しむ患者に専門的な知識やスキルを元に献身的に寄り添います。しかし、辛いからこそ患者が心無い言葉を発してしまい、看護師はそれを浴びることもある大変な仕事です。しかし、その仕事内容に反して賃金が安いため、一定数の離職者が後を絶ちません。

これらの理由が複雑に絡み合って医療現場での人手不足は深刻化しています。外来看護師として働いている方は責任者に人員を増やすように求めるだけでなく、仕事をよりスムーズにこなせるようにイメージトレーニングを実践してみてください。イメージトレーニングをすると、業務効率を高められます。